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AO入試とは?

大学の入学試験にはいくつか種類があります。一般入試や推薦入試に比べAO入試についてはまだまだ知名度は高いとは言えません。実際、AO入試とはどういった内容の試験なのかよく分からないという方もいるのではないでしょうか。

一般的には学力試験が重視される一般入試と、出身校からの推薦と自己アピールが重要になる推薦入試が有名ですが、AO入試は推薦入試に近い部分がありながらも別物の試験になります。

AO入試のAOはアドミッション・オフィスの略で、アドミッション・オフィスとは入学管理局のことです。

AO入試ではアドミッション・ポリシーと呼ばれる、「入学者受け入れ方針」を基準に選考が行われ、多くの場合学力試験や推薦は必要なく、大学側が期待する「学生像」であるかが焦点になるのです。

海外留学経験のメリット

AO入試は、学力では測れない学生の資質や個性が評価の対象となります。

なので、海外留学の経験があることは他の受験者と差別化を図る要素にもなり得るというメリットがあります。

ただし、海外留学に行っていた事実だけではなく、そこで学んだことや大学や将来にどう活かしていくのかなどのビジョンを伝えられないと、大したプラスにはならない可能性もあるので注意が必要です。

海外留学は多くの人ができる訳ではない、貴重な経験です。

上手く武器として使えるよう、伝え方をよく工夫しましょう。

また、海外留学につきものな語学力もアピールの材料として有効です。

英語圏への留学であれば英語力のアピールができて、大学側にも分かりやすい判断材料になります。

それ以外の言語であっても、志望する大学の学部・学科によってはアピールポイントになる可能性があります。

おすすめの留学先・期間

高校生の海外留学でお勧めの期間は、1年です。

英語力をアピール材料にしたいと考えているなら、英語なまりの少ないアメリカや北米などがベストです。

そういった国は9月に新学期が始まるので、留学を始めるタイミングも9月からがおすすめ。

AO入試でアピールできる程度の英語力を身に着けるためには最低10カ月は必要になるので、具体的な留学期間としては9月~翌年の7月8月末頃までになります。

留学は個人でもできますが、高校同士が留学生を交換する交換留学などを利用することもできます。

滞在期間が1週間~1ヶ月の短期留学もありますが、語学の習得が目的であれば短すぎます。

とはいえ、短期であっても海外留学で得た経験や感じたことはかけがえのないものですので、自分の言葉でしっかり説明できればAO入試にも活かせるでしょう。

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